大津市の新規指定河川の調査結果

大津市は、主に旧志賀町の河川に対し、今年度から新たに類型指定を行った。
監視対象河川は、滝川、比良川、八屋戸川、天川、喜撰川等で、今後水質についても環境省の人の健康の保全に関する健康基準に従い監視するとのことであり、見守っていきたい。
当会も、喜撰川以北の河川について、現地において、可視による調査活動を実施した。
大津市も水質検査を実施しており、昨年度における検査結果を、下記に報告する。

(滝川)
大津市北部比良山系北小松を流れる。
現在、水は流れていないが、自然そのままの河川である。比良山系が美しい。

一級河川




(比良川)
南小松北比良水泳場へ流れる。沢山の遊泳客で賑わっていた。
ここも水は流れていなかったが、伏流水とのこと。

一級河川




(八屋戸川)
湖西線蓬莱駅北側を流れる。
川幅の小さな河川であるが、川一面に草が茂り、水はかれていない模様。






(天川)
北浜から蓬莱水泳場に流れる。
川幅も狭く、川というより、水路の様な感じであるが、水量も豊富で、魚(ハヤ)が沢山見受けられた。

一級河川




(喜撰川)
和邇北浜、和邇川の一本北を流れる。
自然豊かな河川であり、H17年には魚道の設置がされたという記録があり、現在も残っているが。

一級河川




(上記河川の水質検査結果)
環境省の定める人の健康の保護に関する環境基準の全ての項目をクリア、また生活環境の保全に関する環境基準ではAAに該当し、目で肌で感じた状態でも申し分ない河川である。


将来において、このような自然溢れる河川であって欲しいと望む。
当会も、不法投棄等による河川の汚染防止のため監視すると共に上流部における水質や感覚調査を実施する。


その外、大津市北部には、沢山の自然豊かな河川が存在するが、水が流れていない川もあり、それらは比良山系から直ぐ琵琶湖といった短川で地形的なものが影響しているとのことである。 以下参考写真
(北川) (大谷川) (大川) (鎌田川) (丹出川)
2016年08月12日