甲賀市の不法投棄について

 甲賀市水口町の山林に平成23年から同27年の約4年間にわたり約112,000㌧の産業廃棄物を不法埋立していた事案である
 滋賀県は平成27年 7月27日 改善命令
            同30日 産業廃棄物処分行等の許可取消
       同28年 6月30日 措置命令
          同11月22日 滋賀県警本部に刑事告発
を行ったが・・・

↓不法投棄現場入口 この向こうの段下がりに不法投棄現場がある
↓不法投棄現場入路 草木が生い茂って放置状態である   
        入路手前の道路には子供飛び出し注意の交通安全標識が数多く見かける↑

先般 滋賀県から経緯及びコメントを得たのでお知らせします
(改善命令)
発出日:平成27年7月27日
改善事項:(1)対象地に埋め立てた産業廃棄物を全て撤去すること
     (2)(1)により撤去された産業廃棄物は法に従い適正に処理すること
履行期限:平成30年7月26日
命令の理由:滋賀県甲賀市水口町嵯峨地先の土地に排出事業者より処分委託を受けた産業廃棄物を過去約4年間にわたり産業廃棄物処理基準に違反して埋め立てたため
(平成28年6月30日措置命令発出につき改善命令は取消)

(措置命令)
発出日:平成28年6月30日
相手方:処分を行った法人 代表取締役 取締役および従業員ならびに処分に関与した法人講ずべき措置の内容:
(1)対象地に不法に埋め立てた産業廃棄物をあらかじめ県の承認を得た計画に基づき全て撤去し適法に処理すること
(2)(1)の措置の完了までの間あらかじめ県の承諾を得た計画に基づき定期的に周辺環境への影響を把握するための監視調査を実施すること
履行期限:平成31年7月1日
命令の理由:当該処分を行った法人が排出事業者から処分委託を受けた産業廃棄物約112,000トンを対象地に埋め立てたことは法第14条12項に規定する産業廃棄物処理基準に適合しない処分であるとともに法第16条の規定に違反する行為ありその結果対象地およびその周辺に生活環境の保全上支障が生ずるおそれがある など

(水質検査)
県 :平成27年2月 9日(山林東側 谷水 水路)
       同6月 4日(山林西側・北川 水路)
       同7月 2日(山林西側・北川 水路)
法人:    同9月30日(山林北川 水路)(敷地内浸透水)
県 :平成28年8月 1日(山林北川 水路)
       同8月30日(敷地内浸透水)
結果:基準値以下で異常なし ただし平成28年8月30日の敷地内浸透水において「セレン」が基準値を超過したことから継続して水質の監視を行う

(今後について・行政代執行等について)
行政代執行による撤去は予定していない
処分業者等に対して撤去を求めていく

(ヘリによる不法投棄パトロールについて)
 県では産業廃棄物不適正処理事案の早期発見のため各環境事務所による管内パトロールや委託事業による早朝夜間休日パトロール等の監視活動を行っているとこですが これら地上パトロールによる確認が困難な山間部等についても有効な監視を行うためヘリコプターによる「スカイパトロール」を実施しています ただしこのスカイパトロールは地上パトロールの補完的手段と位置づけており年間実施回数は数回程度です
以上 滋賀県担当部署から回答を得ました

 被告発人らの刑事事件については司法に委ねるものであり 当会は 今更甲賀建設を糾弾するもではなく 行政官庁に対し 今後の方針及び環境(水質検査等)並びに何故早期発見・防止することが出来なかったのかなど 行政のあり方を追求するものである
 本事案など発覚時はマスコミや学者も取り上げ騒ぎになるが 時が経てば忘れられ行政も重い腰も上げず座ったままの状態になる 当会は行政代執行等何らかの手だてが講じられ現場が安全な状態になるまで行政を追求し監視を続けていくものであり また早期発見にいたらなかった脆弱部分の改善も要望していくものである
 日本は法治国家で何事も法に基づいて執行されるものであるが 法を司る役人が誠心誠意積極に動かなければ 明るい未来はあり得ないのではないでしょうか
2017年10月06日